今から500年ほど前、中村家の先祖賀氏は、忠臣かつ琉球王国きっての築城家としてもその名をとどめていた護佐丸(中城城主)が、読谷(本島中部)より城を中城に移したとき、共にこの地にその師匠として移ってきたといわれる。その後、護佐丸が勝連城主の阿麻和利(あまわり)に滅ぼされてしまうと、中村家の先祖も離散の憂目にあったが、1720年頃、ようやくその家運を盛り返し、この地方の地頭職(本土の庄屋にあたる役職)に任ぜらたという。国指定重要文化財で世界遺産の一つとして登録されている。
撮影地:沖縄県北中城村中村家住宅
原版フォーマット:35mmTX−1パノラマフォーマット